日本人が歯ならびが悪い理由は、小児期に起因します
不正咬合の原因と引き起こす症状
成人の歯ならび・咬み合わせが引き起こす問題のほとんどは乳児・幼児・小児期(0才~12才)に起因します。
この時期の子ども達が抱える共通の問題点として、姿勢の悪さ・低位舌・口呼吸が挙げられます。
体の姿勢の悪さは低位舌(ベロの位置が低い)を招き、低位舌は歯列不正(歯ならび)や顎位不正(上あごに対する下あごの位置の悪さ)を招きます。
口呼吸は歯列不正(歯ならび)や顎位不正(上あごに対する下あごの位置の悪さ)の原因だけでなく、風邪やインフルエンザになりやすい体にしてしまいます。
歯並び・咬み合わせだけでは無い、小児の矯正治療
私たちが取り組んでいる小児矯正は、装置の力で歯ならび、咬み合わせを治すことを主体とはしていません。
乳児・幼児・小児期に本来獲得しないといけない、舌の力・舌の動かし方・唇の力・唇の動かし方、姿勢、鼻呼吸など、足りていない機能的な問題点を検査で見つけ、機能訓練や食事指導を行って治していきます。
これをバイオファンクショナルセラピー=BFTといいます。
特に私たちが力を入れているのが食事指導です。
豊かな自然が育んだ、山口のおいしい海の幸、山の幸をご家族で楽しむ。
お子さんの治療にもなるご提案をしていきます。
各種矯正装置で歯を動かすのはあくまで補助的なとらえ方です。
日本小児歯科学会 学術大会における院長の発表